山紀行

【至仏山】尾瀬ヶ原で草紅葉、そして『至仏山』

尾瀬ヶ原で草紅葉、そして『至仏山』

天気予報では、午前中は1mmの雨、午後からとっても良い天気のはず
天気図からもそれを確信し、山行き、決行

戸倉駐車場に着いてみると、これは1mmの雨じゃない
ということで、雨の様子を見ながら、仮眠

1時間ほどで、雨もとりあえず上がり、乗合タクシーで鳩待峠に

いつもの山行きとは異なり、ずいぶんと遅いスタート
でも、今日のコース取りは短めなので、これでもOK

鳩待峠から、山ノ鼻までは緩やかな下り
パラパラと小雨交じりだけれども、気分はニッコニコ

ところどころに紅葉がかっているところはあるけれど
このあたりはまだかな

『尾瀬山の鼻ビジターセンター』の鳥の写真の前でのできごと
 「カッコウって『夏鳥』って書くんだぁ」
 「なかなか、いいあて字だね」
ん? 何かが違うような・・・・

山ノ鼻で軽い食事中に強い雨に遭遇
ザックカバーを掛け、雨具を着込む

今日の目的は『至仏山』だけれども、ちょいと雨の中
尾瀬ヶ原に寄り道

金色に輝く尾瀬ヶ原
少々過ぎた感じのある草紅葉だ

ちょいと時間が気になってきたのでUターンして『至仏山』を目指す

至仏山を上りはじめる
登山道を登っているはずなのだが、絶え間なく水が多量に流れ落ちてくる
まるで沢登りのような感じだ
重登山靴で来て良かった
軽登山靴で来ていたら、ビチョビチョだったかも

しばらく登っていると、開けた場所に着いたので、振り返る
白い靄の中に尾瀬ヶ原の草紅葉がうっすらと浮かび上がってきた
笑顔がこぼれる

さらに上り、森林限界を超えようというところで、目に飛び込んできた
赤や黄色
木々の紅葉はまだまだかなと思っていたところに、一面の紅葉
綺麗すぎ
雨の登山の大変さも吹っ飛んでしまう

雲の中に入り、さらに登る
蛇紋岩が滑りやすいと聞いたいたが、気にしながら歩いていたためか
ぐいぐいと登っていける
クサリ場も容易に越えていく

北風が予想通り吹いてきた
ちょいと強い
そして、寒い
寒すぎる
SUUNTOは2゜Cを表示している
重ね手袋をはめる

さらに登ると、突然現れる頂上
雨は止んだいるが、視界はない
雲の中だけど、ここで、寒さをこらえながら食事
コーヒーを飲みたい
ストーブとコッヘルを持ってくればよかったと思う

下りの時間が少し気になってきたので、『晴れていれば眺めはよいのに』
という思いを置き、出発する

しばらく尾根沿いを小至仏山に向けて下山していると、雲がひと吹き
視界が開ける
小高いところに駆け上がる
そこから、雲に隠れていた尾瀬ヶ原がくっきり鮮やかに見える
うわっ
なんと素敵な光景だろう
尾瀬ヶ原ってこんなになってるんだぁ
と思っているとまた、ガスに隠れる
この後、瞬時にガスが消えたりかかったりを繰り返し
最後には快晴の空がずっと現れる

小至仏山を通過し、下る速度を速める
木道がとても滑りやすい
終バスや、おみやげ屋さんが気になる

『ずっ』
痛い
温泉につかって、養生かな

<以下、備忘録>
08:46 鳩待峠 標高 1,590m
09:44 山ノ鼻 1,400m
10:22 尾瀬ヶ原(Uターン)
10:50 山ノ鼻
11:28 森林限界
13:53 至仏山頂 2,228m
15:18 小至仏山頂 2,162m
16:45 鳩待峠

(2009/10/3 尾瀬ヶ原で草紅葉、そして『至仏山』)