山紀行

【尾瀬ヶ原】真っ白な水芭蕉

朝4:40、戸倉からの乗合パスの第1便に乗って、鳩待峠に向かう
目の前、水平には視界が開けているが、10m上を帯のように霞がかかっている
その中に乗合は上っていく
途中、後方から時折日が差し込む
でも、それも一瞬
また、霞の中に

水上との分岐点のゲートが開くのが5:00
それを待ってさらに上る
鳩待峠
今日のスタート地点だ

ウグイスの声の中、水芭蕉を見に歩きはじめる
ここからはほぼ下り
いつものトレッキングとは異なり、汗はほとんどかかない
鳥たちの囀り、いや、大合唱
大自然を体に感じる

水芭蕉はいきいきと白と緑の花を、いまよこのとき、とばかり咲いている
今週が見頃
これからは尾瀬沼のほう、高いところに移っていく
そういえば、そんなことはないだろうけど、何百匹と思える蛙が鳴いている
ケロケロケロ
どこを見ても姿が見えない
そのうち『クワクワクワ、ケケケケケ、見つからんだろ、ケケケケケ』と
聞こえてくる
参ったもんだ

そうそう、『カッコウ』という歌、輪唱だよね
実際に、カッコウさんたちがやまびこみたいに唄っている
何だか、いいなぁ

昼近くなると、観光バスが到着したり、小学生の林間学校が来たり、人があふれてきた
やはり人のほとんどいない早朝から昼までが、一番だね
今度は、大江湿原側からアプローチしてみよう
それと、コース開きされたら、至仏山で高山植物も見にいこう

〈備忘録〉
05:20 鳩待峠
06:30 山ノ鼻
07:35 牛首分岐
08:15 竜宮十字路
09:00 見晴
09:15 東電分岐
09:25 東電尾瀬橋
09:45 東電小屋
09:55 ヨッピ吊橋
10:40 牛首分岐
11:20 山ノ鼻
11:20-11:50 研究見本園
13:00 鳩待峠

(2008/6/5 真っ白な水芭蕉)